ドイツ語タイトルの『Rotkäppchen』は、Rot-käpp-chenの3節からなる合成語である。Rotは英語のredにあたる。käppはKappe(≒cap、ふちのない帽子の意)がルートであり、語合成に伴い短縮化・ウムラウト化させている。chenは、小さいもの・愛らしいものといった意味の接尾辞であり、また転じて俗に日本語で「○○ちゃん」と愛称するのと同様にも使用される。つまり、Rotkäppchenは意味を取れば「赤い帽子のおちびさん」となり、Rot-käpp-chenはまさに赤-ずきん-ちゃんであるといえる。この童話の絵本では、世界中のほとんどのものにおいて、主人公の女の子はフードつきのマントを羽織った姿で描かれている。採集した物語が実はフランスから移入されてきたもので、その元々のフランスのお話の方では、フードつきのマントであったらしい。英語圏もこのお話のタイトルは『Little Red Riding Hood』と表記し、Riding Hoodとは乗馬用のフードつきマントだという。訳はやはり「赤いフードのおちびさん」ということになり、これらを親しみやすく訳した結果『赤ずきんちゃん』というタイトルとなったと思われる。
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ドイツの社会史研究者の中には、「赤ずきんの家庭に父親が不在であること」「そしておばあさんが近隣に他の家がないような場所に住み、近くを通りがかったのは猟師であった」などという点から、飢饉が続いた近世の初期、口減らしのために山に姥捨てにされたおばあさんのところまで内緒で食料を届けに行っていた少女の家庭環境や時代背景に絡め作られた話なのではないか、と推理する向きもある。
赤や狼に深層心理的なシンボルを読み取ることが出来るとか、元々は女の子がふらふら歩いていたら、悪い狼に食べられますよという教訓話であったとか、さまざまな解釈がされている。